
我が家の銀器の中で、やはり存在感の際立つビスケットウォーマー。
150年ほど前には、暖炉の前に置いて中に入れたビスケットを温めたり、ガーデンティーパーティーでゲストへのおもてなしに使われていた、お茶の時間には欠かせないお道具の一つ。

アフタヌーンティーや銀器のレッスンで、生徒の皆様にも使ってもらっていますが、普段は空気にあまり触れさせないよう、ダイニングルームのチャイナキャビネットの中にしまってあります。
それでも銀器の黒ずみは時間と共に発生するもの。

私は、雨が降ったら銀器を一つ磨くことを習慣にしています。愛用品のクリーナーは、Hagerty社のシルバースミスのポリッシュ液、そして馬毛ブラシ。ビスケットウォーマーや、ティーポットなどエングレービングや透かし細工が沢山あるものは、特にこの馬毛ブラシが役立ちます。


銀器のお手入れは時間と手間がかかりますが、手がかかる子ほど可愛いのも事実です。
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