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華麗なるギャッツビーの世界へ Jazz Age Preservation Ball


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皆様、華麗なるギャッツビーはご覧になりましたか? http://thegreatgatsby.warnerbros.com/

非常に有名な小説で、アメリカ人であれば誰でも知っている “The Great Gatsby” 。舞台は第一次世界大戦が終了したばかりの1920年代のニューヨーク。”Jazz Age”と呼ばれる時代で、アールデコやフラッパーのファッションが流行し、アメリカが非常に輝いていた時代とも言えるでしょう。またこの頃から、女性が男性のエスコート無しで自由に出掛ける事ができるようになります。そんな彼女達にとってティールームは、友達同士で集まり紅茶を片手におしゃべりに花を咲かす事ができる、最先端でとってもお洒落な場所でもありました。

この3連休の週末、Art Deco Society of Virginiaのメンバーである義理叔母夫婦に招かれ、リッチモンドにあるBalling Haxall Houseで行われたJazz Age Preservation Ballへ出席して参りました。http://artdecova.org/japb/


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Balling Haxall House はリッチモンド Woman’s Club の本拠地でもあり、またヴァージニア歴史建造物の一つにも選ばれています。見事な彫刻の施されたドアや窓枠、アンティークの家具類や調度品が程よく配置されており、素敵なシルバーのティーポットも飾ってありました。http://twcrichmond.org/bolling-haxall-house/


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この舞踏会のドレスコードはもちろん ”Jazz Age”、日本語では”狂騒の20年代”と言われていますね。ヴィクトリアン時代の固いファッションからは打って変わり、ノースリーブで腕を見せ、コルセットを外してウエストをしめつけない膝丈のドレス等、そのファッションからも少しずつ女性の社会進出が見えてきます。


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Balling Haxall Houseの重厚な扉を開けると、孔雀の羽やヘッドバンドのアクセサリーをつけ、ローウエストのドレスを身にまとった淑女達、ピンストライプスーツに葉巻をくわえたギャング、ポマードで撫で付けた髪にトップハットをかぶった紳士が颯爽と歩く姿が目に入り、まるで華麗なるギャッツビーの時代にタイムスリップしたかの様でした。


私は、フラッパーガールに変身。義理叔母にサイドをウェーブカールしてもらい、長めの眉、フェイクアイラッシュ、深紅のルージュをひいて気分はすっかり昭和初期のモダンガール。もちろんイミテーションパールをジャラジャラと首から下げ、お決まりの上目遣いのポーズは欠かせません。


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ディナーの後は、ライブジャズが流れる中、チャールストンダンスのレッスンや、タップダンサーのパフォーマンス、またサイレントオークションなど色々と愉しめる催し物が沢山ありました。

紅茶を学んでいく過程で、食器やカトラリーに限らずその時代時代のファッションや歴史的な出来事に、紅茶が深く関わっていたなんて事を発見することは、実は沢山あります。6月のティーワークショップでは、「紅茶とシネマ紀行」と題し、色々な映画のティータイムワンシーンを取り上げながら、階級差によるティーマナーの違い、その時代様式の茶器の特徴、またアメリカのティールームの歴史を一緒に紐解いてみましょう。

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